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障害者フライングディスク競技とは

 フライングディスクスポーツはディスク1枚さえあれば、いつでも・どこでも・だれでも・安全に楽しめるスポーツとして多くの知的障害者に親しまれています。日頃スポーツをすることのない方でも比較的簡単に取り組むことができるスポーツです。そして、フライングディスクは障害者だけでなく家族の方々などと一緒に楽しめるということが大きな特徴です。
 競技ですからもちろん「勝つこと」も大切ですが「参加する」ことの喜びを第一に考え、1997年より「全日本障害者フライングディスク競技大会」を開催しています。この大会の参加資格は12歳以上の障害児・者で障害の種別及び程度は問いません。年1回のこの大会を楽しみにしている愛好者が年々増え、フライングディスクが全国で知られるようになりました。
 2001年から知的障害者・身体障害者合同の「全国障害者スポーツ大会」として障害者の全国大会が生まれ変わりました。そのため競技規則も従来のものを改訂しました。
 現在、競技大会で行われている種目は「アキュラシー」と「ディスタンス」の2種目 です。
「アキュラシー」は正確性を競う種目で、アキュラシーゴール(直径0.915mの輪)をめがけ10回投げて何回入ったかを競います。ゴールまでの距離は、従来の6.4mから新競技規則ではディスリート・ファイブ(5m)とディスリート・セブン(7m)の2つからどちらかを選択します。
「ディスタンス」は投げたディスクの距離を競う種目で、3回投げてどれだけ遠くへ投げられるかを競います。

競技説明

ディスタンス競技とは
  ディスタンス競技は、次の4つの区分に分けて行います。
  ・レディース・シティング:座位者女子     ・メンズ・シティング:座位者男子
  ・レディース・スタンディング:立位者女子  ・メンズ・スタンディング:立位者男子
(1)使用されるディスクは「ファーストバックモデル」で、直径23.5cm重さ100±gのものです。(連盟公認)
(2)プレーヤーはスローイングエリア内でスローイングしなければいけません。
(3)プレーヤーは試技の前に1回のテストスローイング(練習)をしなければなりません。 テストスローイング用ディスクは競技用と同規格のもので黄色のディスクです。
(4)プレーヤーは3回連続して試技を行います。
(5)投げられたディスクの有効範囲はスローイングラインの前方180°以内となります。
(6)距離計測は、スローイングライン中央の計測点から、ディスクが最初に地面に触れた点までになります。
(7)スローイングの方法は自由です。
(8)競技上有利となる用具の使用は認められません。
(9)試技の時間はプレーヤーが一投目のディスクを受け取ってから3分です。 3分以後の試技は無効となります。
(10)座位で競技する場合は、椅子等座るための用具の高さはクッションを含めて75cm以下となります。
(11)記録は3投中最も距離の遠い着地点を計測します。
(12)同距離の場合、上位3位までの順位決定にあたっては、1回(投)の再スローイングによって決定し、その他の者については同順位とします。再スローイングの記録は公式記録とはしません。            

アキュラシー競技とは
アキュラシー競技は「ディスリート・ファイブ(5m)」と「ディスリート・セブン(7m)」 の2種目があります。                                     
(1)使用されるディスクは「ファーストバックモデル」
で、直径23.5cm重さ100±g  のものを使います。(連盟公認)
(2)プレーヤーはディスクを10回(投)連続して、標的(アキュラシーゴール)に向けてスローイングします。 得点は、標的(アキュラシーゴール)を通過した回数(投数)の合計で決めます。
(3)標的(アキュラシーゴール)は、直径(内径)0.915mの円形で、円形の下部は地面から0.61mの高さです。
(4)スローイングの方法は自由です。
(5)競技上有利となる用具の使用は認められていません。
(6)プレーヤーが視覚障害者の場合は、アキュラシーゴール中央を音源で知らせることができます。
(7)試技の時間はプレーヤーが一投目のディスクを受け取ってから5分です。 それ以降の試技は無効となります。
(8)得点はディスクが地面に触れずに直接アキュラシーゴール(標的)を通過した回数です。 風などにより逆方向から通過した場合は得点とはなりません。
(9)得点が同じであった場合は、10回(投)の通過過程において、第1得点を先に  取得した ものが上位となります。 第1得点が同じであれば、第2、第3となります。得点及び通過も同じであった場合は、上位3名の決定にあたっては3回(投)の再スローイング(再投)によって順位を決定し、その他の者については同順位とします。


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